問題例集

基本情報技術者試験(FE) 問題例集(全10問)

公式の出題範囲に沿って当サイトが作成した練習用例題です。本番の問題を予測するものではありません。

問1基礎理論(離散数学)難易度: 基礎

2進数 10110101 を16進数で表したものはどれか。

  1. A5
  2. B6
  3. B5
  4. C5
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正解: 3. B5

2進数を16進数に変換するには、2進数を下位から4桁ずつに区切り、各桁の集まりを16進数の1桁に置き換えます。10110101 は 1011 と 0101 に分かれ、1011 は10進数の11(16進数の B)、0101 は5なので、答えは B5 です。A5 は上位の4桁 1011 を 1010(10=A)と読み違えたもの、B6 は下位の4桁 0101(5)を 0110(6)と読み違えたもの、C5 は上位の4桁 1011 を 1100(12=C)と読み違えたものです。(出題範囲:基礎理論(離散数学))

問2法務(知的財産権)難易度: 基礎

著作権法において、プログラムの著作物に対する保護が及ばないものはどれか。

  1. ソースプログラム
  2. プログラム言語
  3. オブジェクトプログラム
  4. プログラムの操作マニュアル
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正解: 2. プログラム言語

著作権法では、プログラムの著作物を創作するために用いられたプログラム言語、規約(インタフェースの取決め)及び解法(アルゴリズム)には、プログラムの著作物に対する保護は及ばないと定められています。したがって、保護が及ばないのはプログラム言語です。ソースプログラムはプログラムの著作物そのものであり、保護の対象です。コンパイル後のオブジェクトプログラムもプログラムの著作物として保護の対象です。操作マニュアルはプログラムの著作物ではありませんが、文章で表現された言語の著作物として保護の対象になります。(出題範囲:法務(知的財産権))

問3システム構成要素(システムの評価指標)難易度: 標準

あるシステムの平均故障間隔(MTBF)が480時間、平均修復時間(MTTR)が20時間であるとき、このシステムの稼働率はどれか。

  1. 0.04
  2. 0.92
  3. 0.96
  4. 0.98
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正解: 3. 0.96

稼働率は MTBF ÷(MTBF + MTTR)で求めます。480 ÷(480 + 20)= 480 ÷ 500 = 0.96 が正解です。0.04 は MTTR ÷(MTBF + MTTR)= 20 ÷ 500 で計算した値で、稼働率ではなく停止している時間の割合です。0.92 は分子を MTBF − MTTR(=460)として計算した値です。0.98 は MTTR を10時間と取り違えた場合の値(480 ÷ 490 ≒ 0.98)です。(出題範囲:システム構成要素(システムの評価指標))

問4データベース(トランザクション処理)難易度: 標準

データベースのトランザクションが備えるべき性質(ACID特性)のうち、原子性(Atomicity)を説明したものはどれか。

  1. トランザクションを構成する処理は、すべてが実行されるか、まったく実行されないかのどちらかになること
  2. トランザクションの実行前後を通して、データの整合性が保たれること
  3. 正常に完了したトランザクションの結果は、その後にシステム障害が発生しても失われないこと
  4. 同時に実行されている複数のトランザクションが、互いに影響を及ぼし合わないこと
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正解: 1. トランザクションを構成する処理は、すべてが実行されるか、まったく実行されないかのどちらかになること

原子性とは、トランザクションを構成する一連の処理が「すべて実行される」か「まったく実行されない」かのどちらかであり、一部だけがデータベースに反映された中途半端な状態にはならない、という性質です。したがって、最初の選択肢が原子性の説明です。2番目の選択肢は、実行の前後でデータの矛盾が生じないことをいう一貫性(Consistency)の説明です。3番目は、完了した結果が障害後も保持されることをいう永続性(Durability)の説明です。4番目は、並行して実行されるトランザクション同士が干渉しないことをいう独立性(Isolation)の説明です。(出題範囲:データベース(トランザクション処理))

問5ネットワーク(ネットワーク方式)難易度: 応用

ネットワークアドレスが 192.168.10.0/26 のネットワークにおいて、ホストに割り当てることができるIPアドレスの数はいくつか。

  1. 64
  2. 30
  3. 126
  4. 62
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正解: 4. 62

プレフィックス長が26なので、ホスト部は 32 − 26 = 6 ビットです。アドレスの総数は 2の6乗 = 64 個あり、ここからネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2個を除いた 62 個が、ホストに割り当てることができる数です。64 は、予約される2個を差し引いていない数です。30 はホスト部が5ビット(/27)の場合の数、126 はホスト部が7ビット(/25)の場合の数です。(出題範囲:ネットワーク(ネットワーク方式))

問6経営戦略マネジメント(経営戦略手法)難易度: 基礎

SWOT分析において、自社の内部環境の要因として分類されるものはどれか。

  1. 競合他社の新規参入の動き
  2. 関連する法規制の緩和
  3. 自社が蓄積してきた技術力
  4. 顧客の購買行動の変化
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正解: 3. 自社が蓄積してきた技術力

SWOT分析では、自社の内部環境を強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)に、自社を取り巻く外部環境を機会(Opportunities)と脅威(Threats)に整理します。自社が蓄積してきた技術力は、自社の内部にある要因で「強み」に当たるため、内部環境に分類されます。競合他社の新規参入は自社を脅かす「脅威」、法規制の緩和は事業を広げる「機会」、顧客の購買行動の変化はいずれも自社の外側で起こる出来事であり、外部環境に分類されます。(出題範囲:経営戦略マネジメント(経営戦略手法))

問7プロジェクトマネジメント(プロジェクトの時間)難易度: 標準

ある作業の所要期間について、楽観値が4日、最頻値が6日、悲観値が14日と見積もられた。三点見積りの方法によって求めた所要期間の期待値はどれか。

  1. 7日
  2. 6日
  3. 8日
  4. 9日
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正解: 1. 7日

三点見積りの期待値は、(楽観値 + 4 × 最頻値 + 悲観値)÷ 6 で求めます。(4 + 4 × 6 + 14)÷ 6 = 42 ÷ 6 = 7日 が正解です。6日は最頻値をそのまま答えとした値です。8日は3つの値を単純に平均した値((4 + 6 + 14)÷ 3 = 8)です。9日は楽観値と悲観値のちょうど中間をとった値((4 + 14)÷ 2 = 9)です。(出題範囲:プロジェクトマネジメント(プロジェクトの時間))

問8科目B アルゴリズムとプログラミング(アルゴリズム)難易度: 応用

次の処理を実行したとき、最後に表示される s の値はいくつか。 s ← 0 i を 1 から 3 まで、1 ずつ増やしながら、次の繰り返しを行う  j を 1 から i まで、1 ずつ増やしながら、次の繰り返しを行う   s ← s + (i × j) すべての繰り返しが終わった後、s の値を表示する

  1. 19
  2. 25
  3. 22
  4. 28
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正解: 2. 25

処理を順に追跡します。i = 1 のとき、j = 1 で s = 0 + 1 × 1 = 1。i = 2 のとき、j = 1 で s = 1 + 2 = 3、j = 2 で s = 3 + 4 = 7。i = 3 のとき、j = 1 で s = 7 + 3 = 10、j = 2 で s = 10 + 6 = 16、j = 3 で s = 16 + 9 = 25。したがって、表示される値は 25 です。19 は、最後の加算(3 × 3 = 9)を 3 として数えた場合の値です。22 は、i = 3, j = 2 の加算(3 × 2 = 6)を 3 として数えた場合の値です。28 は、i = 3, j = 1 の加算(3)を二重に数えた場合の値です。(出題範囲:科目B アルゴリズムとプログラミング(アルゴリズム))

問9科目B アルゴリズムとプログラミング(アルゴリズム)難易度: 標準

配列 a の要素が [5, 2, 4, 1, 3] の順に格納されている。次の手順を1回だけ実行した後、a の要素の並びはどうなるか。 手順:配列の先頭から順に、隣り合う2つの要素を比較する。左の要素の値が右の要素の値より大きければ、2つの要素を交換する。比較は、末尾から2番目の要素と末尾の要素の組まで行う。

  1. [1, 2, 3, 4, 5]
  2. [2, 5, 4, 1, 3]
  3. [5, 4, 2, 3, 1]
  4. [2, 4, 1, 3, 5]
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正解: 4. [2, 4, 1, 3, 5]

手順を順に追跡します。(5, 2)を比較すると左が大きいので交換して [2, 5, 4, 1, 3]、次に(5, 4)を交換して [2, 4, 5, 1, 3]、次に(5, 1)を交換して [2, 4, 1, 5, 3]、最後に(5, 3)を交換して [2, 4, 1, 3, 5] となります。最大値の 5 が末尾へ移動した状態が正解です。[1, 2, 3, 4, 5] は全体が整列し終わった状態であり、手順を1回行っただけでは到達しません。[2, 5, 4, 1, 3] は、最初の組の交換だけを行った状態です。[5, 4, 2, 3, 1] は、交換の条件を「左の要素が小さいとき」と取り違えて、降順になるよう処理した場合の並びです。(出題範囲:科目B アルゴリズムとプログラミング(アルゴリズム))

問10科目B セキュリティ(情報セキュリティ対策)難易度: 応用

ファイアウォールに次のルールが設定されている。ルールは上から順に照合され、最初に一致したルールの動作が適用される。 ルール1:送信元IPアドレスが 192.168.1.10 で、宛先ポートが 443 の通信 → 許可 ルール2:送信元IPアドレスが 192.168.1.0/24 の範囲に含まれ、宛先ポートが 443 の通信 → 拒否 ルール3:上記以外のすべての通信 → 拒否 通信X(送信元IPアドレス 192.168.1.10、宛先ポート 443)と通信Y(送信元IPアドレス 192.168.1.20、宛先ポート 443)に対する扱いの組合せとして、正しいものはどれか。

  1. XもYも拒否される
  2. Xは許可され、Yは拒否される
  3. XもYも許可される
  4. Xは拒否され、Yは許可される
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正解: 2. Xは許可され、Yは拒否される

通信Xは、送信元IPアドレスと宛先ポートがルール1に一致するため、最初に一致したルール1によって許可されます。192.168.1.10 はルール2の範囲(192.168.1.0/24)にも含まれますが、照合は上から順に行われ、最初に一致したルールが優先されるため、ルール2は適用されません。通信Yは、送信元IPアドレスが異なるためルール1には一致せず、次に照合されるルール2に一致するので、拒否されます。「XもYも拒否される」は、ルール3だけを見て判断した場合の組合せです。「XもYも許可される」は、ルール1の送信元条件(192.168.1.10 のみ)を 192.168.1.0/24 全体と読み違え、Yもルール1で許可されると判断した場合の組合せです。「Xは拒否され、Yは許可される」は、ルール1とルール2が対象とする通信を取り違えた場合の組合せです。(出題範囲:科目B セキュリティ(情報セキュリティ対策))

この例題集について(前提と免責)

この例題集の問題は、実施団体が公表している出題範囲(シラバス・試験要項)に基づき、当サイトが独自に作成した練習用の例題です。公式の過去問題やサンプル問題そのものではありません。選択肢の数などの出題形式は、本番の試験と異なる場合があります。各問題は、作成者とは別の担当による独立した解答検証を経たものだけを掲載しています。制度や出題範囲は年度により変わるため、学習の際は最新の公式要項もあわせて確認してください。誤りに気づいた場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。確認のうえ、必要に応じて修正または掲載を取り下げます。

出題範囲との対応
公式の過去問題・サンプル問題の入手方法

筆記時代2009〜2019年(22回分、解答例・採点講評つき)を公開。2020〜2022年度のCBT分は非公開。 公式ページを見る (2026/11/06確認)

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